【小型犬×キャンプ】犬用コットはいらない?小型犬と行くなら「絶対買うべき」3つの理由とおすすめ軽量コット4選

ドッグコット キャンプギア

キャンプ場で、愛犬の居場所に困ったことはありませんか?

「設営中にウロウロして危ない…」

「地面に敷いたマットからすぐに脱走してしまう…」

「撤収時に泥だらけの足を拭くのが大変!」

特に私たちのように、ソロやデュオで身軽にキャンプを楽しみたい人にとって、愛犬のケアに時間を取られすぎるのは少し悩みどころですよね。

実は私も最初は、「犬にベッドなんて贅沢!地面にカフェマットで十分でしょ」と思っていました。しかし、寒がりで甘えん坊なヨークシャーテリアと一緒にキャンプを重ねるうちに、ある結論に達しました。

「小型犬にこそ、犬用コット(ベッド)は絶対に必要なギアである」と。

犬用コットは単なる「寝床」ではありません。地面の熱や冷気から小さな体を守り、知らない場所でも安心して過ごしてもらうための「聖域」なんです。

この記事では、実際にヨーキーとソロ・デュオキャンプを楽しんでいる筆者が、「なぜ小型犬にコットが必要なのか」という理由と、荷物を減らしたい人向けの「軽量・コンパクトなおすすめコット」を厳選してご紹介します。

愛犬とのキャンプをもっと快適に、もっとラクにしたい方は、ぜひ最後までご覧ください!


1. なぜ小型犬とのキャンプに「コット」が必要なのか?

「犬用コットなんて贅沢品」

「地面にシートを敷くだけじゃダメなの?」

そう思う方も多いかもしれません。でも、実際に愛犬(ヨーキー)を連れてキャンプに行くうちに、コットは愛犬を守るための「必須ギア」だと痛感しました。

特に、体が小さくデリケートな小型犬にとって、コットの導入はメリットしかありません。その理由は大きく3つあります。

① 地面の「熱・冷気」から守る(最重要!)

これが最大の理由です。私たち人間は椅子に座っているので気づきにくいですが、地面の環境は想像以上に過酷です。

  • 夏: 地面は熱を持っています。体高の低いヨーキーは、人間よりも地面の熱をダイレクトに受けてしまい、熱中症のリスクが高まります。
  • 冬: 地面からの「底冷え」は強烈です。特にシングルコートで寒がりなヨーキーにとって、冷たい地面に直寝させるのは体調不良の元。

コットを使って「地面から15cm〜20cm」距離をとってあげるだけで、愛犬の体感温度は劇的に快適になります。これは飼い主からの最大の愛です。

② ダニ・ノミ・汚れ対策になる

自然豊かなキャンプ場には、どうしてもダニやノミが潜んでいます。草むらに直接マットを敷くと、どうしても虫が這い上がってきやすくなります。

コットの上に乗せてあげれば、物理的に地面と離れるため、虫のリスクを大幅に減らすことができます。

また、雨上がりや土のサイトでも、コットの上なら愛犬が汚れません。「テントに出入りするたびに、泥だらけの足を拭く」という、あの大変な作業からも解放されますよ!

③ 愛犬の「定位置」ができて落ち着く

ソロやデュオキャンプでは、設営中や料理中、どうしても愛犬に構えない時間がありますよね。そんな時、慣れない環境でウロウロさせてしまうと、誤飲や脱走の危険があります。

「コットの上=自分の場所」と教えてあげることで、「ここにいれば安心なんだ」と愛犬が理解し、落ち着いて待てるようになります。


2. 失敗しない!小型犬用コットの選び方【ソロ・デュオ目線】

犬用コットといっても、大型犬用から超軽量タイプまで種類は様々。「せっかく買ったのに使ってくれなかった…」「車に乗らなかった…」なんて失敗は避けたいですよね。

ヨークシャーテリアのような小型犬、そして荷物を減らしたいソロ・デュオキャンパーが選ぶべきポイントは以下の3点です。

1. 高さは「20cm以下」のロースタイル一択

ヨーキーのような小型犬にとって、高さのあるコットは危険です。

ジャンプして乗り降りする際に、膝蓋骨(パテラ)や腰に負担がかかる恐れがあります。

選ぶときは、地面からの高さが20cm前後の「ローコット」を選びましょう。この高さなら、万が一寝返りを打って落ちても怪我のリスクが低いですし、シニアになっても長く使えます。

2. 「組み立て式」でコンパクトに収納できるか

ファミリーキャンプなら大きな「折りたたみ式」でも良いですが、ソロやデュオで、しかもコンパクトカー移動となると、積載スペースは限られますよね。

おすすめは、ヘリノックスのように分解して収納できる「組み立て式」です。

収納時は片手で持てるサイズになるので、車への積載時も隙間にスッと入ります。「愛犬の荷物が増えて、人間のギアを減らさなきゃ…」なんて悩みも解決です!

3. シートが「丸洗い」できるか

キャンプでは、愛犬の足についた泥がついたり、おやつをこぼしたり、あるいは粗相をしてしまうこともあるかもしれません。

そんな時、シート(布部分)を取り外して洗濯機で丸洗いできるタイプだと、手入れが本当に楽です。常に清潔な寝床を提供できるので、汚れを気にせずガシガシ使えますよ。


3. 小型犬におすすめの犬用コット4選【目的別】

ここでは、先ほど解説した「ロースタイル」「コンパクトさ」「洗いやすさ」を満たす、特に評価の高いドッグコットを4つ厳選してご紹介します。あなたのキャンプスタイルに合ったコットを選んでみてください。

① 【ソロ・デュオの理想形】Helinox(ヘリノックス) ドッグコット

  • 相性: ★★★★★
  • 重量: 約1.4kg

「軽さ」と「コンパクトさ」は段違い。設営撤収を楽にしたいソロ・デュオキャンパー向け。

超軽量(約1.4kg)で荷物にならないのが最大の魅力。収納サイズが小さいため、コンパクトカーでの積載も余裕です。メッシュ素材で通気性が高く、夏でも涼しく過ごせます。

値段は張りますが、一生モノです。何より、設営撤収が楽で、愛犬との時間を最大化できます。

こんな人におすすめ

  • サイトの雰囲気を大事にする方
  • 荷物の軽量化を徹底したい方
  • 初期投資を惜しまないミニマリストなキャンパー

② 【価格と機能のバランス】QUICKCAMP(クイックキャンプ) ドッグコット

  • 相性: ★★★★☆(コスパ枠)
  • 価格帯: お手頃

コスパ最強。洗えるキルティングマットが標準付属で、買ったその日から冬も使える!

約5,000円前後と手頃。「洗えるキルティングマット」が標準付属なのが最大の強みです。高さが20cmと低く、小型犬でもジャンプせずに乗れます。

とりあえずコットを試してみたい、という初心者さんに最適です。

こんな人におすすめ

  • まずコットを試してみたい初心者
  • お財布に優しい価格を重視する方
  • マットを買い足す手間を省きたい方

③ 【人と差がつくデザイン】5050WORKSHOP ANML COTT

  • 相性: ★★★★☆(おしゃれ枠)

無骨でオシャレなデザイン。キャンプサイトの「映え」を格上げしてくれる機能美コット。

人間用のギアのような洗練されたカラーとデザインで、ソロ・デュオのおしゃれサイトに馴染みます。「それどこの?」と聞かれること間違いなし。人と被りたくないおしゃれキャンパーさんにおすすめです。

こんな人におすすめ

  • デザインや見た目にもこだわりたい方
  • 他のキャンパーと被らないギアを探している方

④ 【信頼と統一感】Snow Peak(スノーピーク) ドッグコット

  • 相性: ★★★☆☆(ブランド枠)

スノーピーク愛用者ならこれ一択。圧倒的な安心感とサイトの統一感を求める方へ。

重量はありますが、スノーピークの椅子と同じ座り心地を犬にも提供できます。他のギアとブランドを合わせることで、キャンプサイト全体が美しくまとまります。

こんな人におすすめ

  • すでにスノーピーク製品を多く持っている方
  • 品質と耐久性を最優先する方
  • 愛犬にも人間と同じ最高級の寝心地を与えたい方

4. 買ったけど使ってくれない?コットを好きになってもらう「3つの裏技」

「せっかく高いコットを買ったのに、愛犬が怖がって乗ってくれない…」

これは「犬連れキャンプあるある」です。特にヨーキーのような慎重な性格の子は、初めて見る高く浮いた物体を警戒しがちです。

キャンプ本番でいきなり乗せようとせず、以下の3ステップで**「コット=いいことがある場所」**と覚えてもらいましょう。

  1. まずは「自宅」で家具として使う
    • キャンプに行く数週間前からリビングに置き、普段の生活に馴染ませます。まずは「怪しいものではない」と認識させることが第一歩です。
  2. 「自分の匂い」がついた毛布を敷く
    • ナイロンの冷たい感触を嫌がる子も多いです。いつも使っている毛布やタオルを敷いて、安心できる匂いと肌触りにしてあげましょう。
  3. コットの上で「おやつ」をあげる
    • これが最強です。「コットに乗るとウマウマがもらえる!」と学習すれば、自分から喜んで飛び乗るようになります。

まとめ:コットは愛犬を守る「命のバリア」です

最後に、もう一度お伝えします。

地面に近い場所で生きる小型犬にとって、キャンプ場の「地熱」「底冷え」「湿気」「虫」は、私たちが想像する以上に過酷です。

犬用コットを導入することは、単に「汚れを防ぐ」だけでなく、過酷な地面環境から愛犬を遠ざけ、健康を守るための「バリア」を用意してあげることと同じです。

ぜひ、あなたのキャンプスタイルと愛犬の性格に合った一台を選んでみてください。

愛犬がコットの上で気持ちよさそうにウトウトしている姿を見ながら、焚き火を眺めるコーヒータイム。

それは、「あぁ、この子を連れてきて本当によかった」と心から思える、至福の時間になるはずです。

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