IGTテーブルの選び方|規格・互換性・サイズ・高さをわかりやすく解説

キャンプギア

IGTテーブルは、天板やバーナー、収納ユニットを組み替えながら、自分のキャンプスタイルに合うキッチン・リビングをつくれるテーブルです。

一方で、「IGT規格とは何か」「互換テーブルなら何でも使えるのか」「何ユニット・どの高さを選べばよいのか」と迷う人も少なくありません。特にIGTは後からパーツを足せるぶん、最初のテーブル選びで使い方をイメージしておくことが大切です。

この記事では、IGTの基本規格から純正・互換品の考え方、人数やチェアに合うサイズ・高さ、購入前に知っておきたい注意点までを解説します。具体的な商品を比較したい方は、最後に紹介するIGTおすすめもあわせてご覧ください。

結論|IGTテーブルは「使う人数・高さ・入れたいユニット」から選ぶ

まずは、自分の使い方に近いものを確認しましょう。

使い方 選び方の目安
ソロ・デュオで食事中心 2〜3ユニット程度を目安に、収納しやすいコンパクトな構成を選ぶ
ソロ・デュオで調理もしたい バーナー用に1ユニットを確保し、残りを天板・作業台にする
ファミリーで調理・配膳まで集約したい 3〜4ユニット以上や拡張できるモデルを検討する
ロースタイル中心 手持ちのローチェアに合う低めの高さを選ぶ
ハイスタイルも使いたい 脚の交換・高さ調整ができるモデルが便利
純正バーナーやオプションを広く使いたい スノーピーク純正を軸に検討する
価格・デザイン・付属品を重視したい IGT互換テーブルを候補にし、対応条件を個別に確認する

迷ったら、先に「最初に組み込みたいもの」を決めるのがおすすめです。バーナーを入れたいのか、天板だけで食事用にしたいのかで、必要なユニット数とテーブルの大きさが変わります。

IGTテーブルとは?IGT規格の基本

IGTは、スノーピークの「Iron Grill Table(アイアングリルテーブル)」というシステムです。フレームに天板・バーナー・ボックス・ラックなどをはめ込み、キャンプの人数や料理に合わせてレイアウトを変えられます。

1ユニットはおおむね幅36cm×奥行25cm

IGTでは、天板やバーナーを入れる基本サイズを「1ユニット」として考えます。目安は幅36cm×奥行25cmです。

たとえば、3ユニット分のフレームなら、1ユニットのバーナーと2ユニット分の天板を並べる、といった使い方ができます。製品によってはハーフユニットなどのパーツもあり、空きスペースを細かく調整できます。

ただし、同じ「1ユニット対応」と表記されていても、内寸やフレーム形状には製品差があります。数値は購入候補の公式仕様で必ず確認してください。

IGTテーブルでできること

  • 天板を入れ替えて、食事用・作業用の面積を調整する
  • 対応するバーナーを組み込み、キッチンテーブルとして使う
  • ボックスやラックを足して、調理道具・食器の置き場をつくる
  • 脚や拡張パーツを変え、人数やサイトに合わせてレイアウトする

完成品のテーブルより準備するパーツは増えますが、キャンプスタイルの変化に合わせて育てられることがIGTの魅力です。

純正とIGT互換テーブルの違い|「サイズが合う」だけでは不十分

IGTテーブルは、大きくスノーピーク純正と、IGT規格に対応した互換テーブルに分けられます。

比較項目 スノーピーク純正 IGT互換テーブル
選びやすさ 純正パーツ同士で組み合わせやすい 製品ごとに対応範囲の確認が必要
選択肢 IGTシステム内で幅広く拡張できる 価格・素材・デザイン・標準装備に個性がある
向いている人 バーナーやオプションも含めて長く育てたい人 使い方を絞り、見た目やコストを重視したい人

互換性は4点を確認する

「IGT互換」と書かれていても、すべての純正・社外パーツが安全かつ問題なく使えるとは限りません。購入前に次の4点を確認しましょう。

  1. ユニットの対応サイズ:1ユニットの内寸に合うか、ハーフユニットも使えるか
  2. 固定方法:天板やバーナーがフレームに確実に収まり、がたつかないか
  3. 厚み・干渉:ユニットの厚み、フレームの縁、脚・収納部との干渉がないか
  4. 火器対応:使いたいバーナーを組み込めるか。耐熱性・離隔距離・メーカーの使用条件を満たすか

とくに火器は、自己判断での組み合わせを避けてください。テーブルとバーナーの両方の取扱説明書・対応表を確認し、非対応の組み合わせでは使用しないことが安全です。

失敗しないIGTテーブルの選び方

1. 人数と用途からユニット数を決める

最初に決めたいのは、食事用のテーブルにするのか、調理まで完結するキッチンにするのかです。

食事中心のソロ・デュオなら、天板をメインにした2〜3ユニット程度のコンパクトな構成が扱いやすいでしょう。バーナーを組み込む場合は、バーナー用に1ユニットを使うため、調理や配膳の面も残せるサイズが必要です。ファミリーやグループで調理・配膳まで一台に集約するなら、より広い天板面積、または横・縦に拡張できるモデルが安心です。

大きいほど便利とは限りません。サイトの広さ、車載スペース、設営の手間も含めて、普段の人数にちょうどよい大きさを選びましょう。

2. テーブルの高さはチェアと調理姿勢に合わせる

テーブルの高さが合わないと、食事中に肩が上がったり、調理中に腰をかがめ続けたりして使いにくくなります。普段使うチェアの座面高を基準に、無理なく肘を置ける高さかを確認してください。

ローチェア中心なら低めのテーブル、ハイチェア中心なら高めのテーブルが基本です。食事と調理を同じテーブルで行う場合は、座って食べやすいかだけでなく、立って作業したときの負担も想像しておくと失敗しにくくなります。

スタイルを変える可能性がある人には、脚を交換できるモデルや高さを調整できるモデルが向いています。そのぶん脚の追加費用や収納物も増えるため、最初に必要な高さを優先しましょう。

3. 天板サイズだけでなく、収納サイズ・重量を見る

IGTはフレーム、脚、天板、ユニットを分けて持ち運ぶ製品が多く、組み合わせるほど荷物が増えます。収納時の長さ・厚み・重量を確認し、ケースに入れた状態で車に積めるかまで考えましょう。

チェックしたいのは次の3点です。

  • フレーム・脚・天板・バーナーを合計した重量
  • 専用ケースを使う場合の収納サイズ
  • クーラーボックスやテントを積んだ後にも載せられるか

設営・撤収をできるだけ短くしたいなら、天板や脚のパーツ数も重要です。便利な拡張性と、毎回持ち出せる手軽さのバランスを取ると長く使えます。

4. 拡張性は「将来ほしい物」まで考える

IGTの魅力は、後からカスタムできることです。ただし、最初から多くのパーツをそろえる必要はありません。

まずは、天板と必要ならバーナーを入れた最小構成から始め、実際のキャンプで不足を感じたものだけを追加するのがおすすめです。収納、ラック、サイドテーブルなどを増やしたい場合は、候補のフレームが対応しているかも確認します。

5. 本体価格ではなく「最初に使える総額」で比べる

テーブル本体が手頃に見えても、天板・脚・バーナー・収納ケースを別でそろえると予算が上がることがあります。反対に、天板や収納が付属する互換テーブルは、初期費用を把握しやすい場合があります。

比較するときは、本体価格だけでなく「最初のキャンプで使える状態にするまでに必要な物」を書き出して合計しましょう。欲しいパーツを追加した完成形の予算も、目安として見ておくと安心です。

購入前に知っておきたいデメリット・注意点

パーツを増やすほど費用がかかる

IGTはカスタムの自由度が高い反面、天板・バーナー・収納・ケースを追加すると総額が膨らみやすいシステムです。最初から完成形をそろえるのではなく、必須の構成から始めると予算を抑えやすくなります。

設営・撤収と車載に手間がかかることがある

ユニット数が増えるほど、持ち運ぶ物と組み立てる手順が増えます。大きな構成を予定している場合は、収納ケースに入れた状態の重量や、車載時の取り出しやすさまで確認しましょう。

互換品は対応範囲に差がある

互換テーブルは魅力的な製品が多い一方、純正と同じ感覚ですべてのパーツを組み合わせられるとは限りません。購入前に、使いたい天板・バーナー・収納ユニットの対応情報を確認してください。

火器の組み込みには安全確認が欠かせない

バーナーを組み込むと作業効率は上がりますが、テーブルの耐熱性、周囲との距離、換気、取扱説明書の指定を守る必要があります。非対応のテーブルやユニットに火器を載せる・組み込む使い方は避けましょう。

スタイル別|最初のIGT構成例

ソロ・デュオの食事中心

天板を中心にした2〜3ユニット程度の構成が候補です。コンパクトなフレームとロースタイルに合う高さを選べば、荷物を増やしすぎず、食事やちょっとした作業に使えます。

ソロ・デュオでの使い勝手やカスタム例を知りたい方は、IGTスリムの実体験レビューをご覧ください。

ソロ・デュオの調理中心

バーナー用の1ユニットに加え、食材を置く天板・作業スペースを確保します。火器対応を確認したうえで、調理後に食べる場所をどう確保するかも考えておくと使いやすくなります。

ファミリーのキッチン・配膳中心

広めの天板面積と、必要に応じて拡張できる構成が便利です。調理担当の手元、子どもの食器や配膳場所、クーラーボックスからの動線を想像しながら、必要な幅を決めましょう。

見た目とコストを重視する場合

互換テーブルは、木製天板、ブラックのフレーム、付属品の充実度など、サイトの雰囲気に合わせやすい選択肢があります。見た目だけで決めず、手持ちのユニットを使えるか、重量・収納サイズが許容範囲かを確認して選びましょう。

具体的なおすすめモデルは比較記事で確認しよう

ここまでの基準で必要なサイズ・高さ・互換性の条件を絞れたら、次は候補を比較してみましょう。純正・互換モデルをキャンプスタイル別に見比べたい方は、IGTおすすめでおすすめのIGTテーブルを紹介しています。

実際のレイアウトや配置のイメージを見たい方は、IGTレイアウト実例も参考にしてください。

まとめ

IGTテーブルを選ぶときは、規格だけでなく、普段の人数・チェアの高さ・車載・最初に入れたいユニットまでまとめて考えることが大切です。

  • IGTの1ユニットは、おおむね幅36cm×奥行25cmが目安
  • 互換品はサイズだけでなく、固定方法・干渉・火器対応を確認する
  • サイズは「食事中心か、調理もするか」から決める
  • 高さはチェアと調理姿勢に合わせる
  • 本体だけでなく、天板・脚・ケースを含めた総額と車載性で比べる

最初は必要最小限の構成から始め、キャンプを重ねながら自分に合う形へ育てていくと、IGTの良さを無理なく楽しめます。

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